浮川前回お話ししたようにClassRoomでは個別指導が可能なのですが、あけすけにして、“のぞき見”し合うようなこともできます。先生が許可すれば、他人が書いている回答を見られるんです。アクティブラーニングでは、友達同士で考えを見せ合って、自分の意見を高めたり気づきを得たりしますよね。そういう使い方ができます。

「答えを見る」で他人のノートを“のぞき見”できる
「答えを見る」で他人のノートを“のぞき見”できる
(出所:MetaMoji)
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山内:他人の画面をのぞきに行くのは、のぞかれる方もイヤですが、これだと抵抗感はないですね。

 いろんな正解がある、いろんな解法があるというのは良いことです。それをみんなで確認できるのは良いですね。

福原:友達の答えを見に行ったときに、見るだけでとどめるか、書き込みを許すかも設定できます。これを使えば、お互いが採点し合うことも可能です。先生は指示するだけで、子ども同士が勝手に学び合えます。

山内:この様子も先生がモニターできるんですよね? それは良いですね。

 私は、先生が子どもたちの学習の様子をひと目でモニターできるという点も、先ほど社長が言われた「これまで不可能だったこと」だと思います。これまでも教室の机の間は回っていましたし、表情から子どもの様子は推測していました。ただ、こういうことはベテランの先生はできますが、そうでないと難しいんですよね。

 この機能があれば、ベテランでない先生でも一人ひとりの子どもの様子を把握できます。教員の支援としても、とても強力だと感じました。

対談は、MetaMoJi ClassRoomを操作しながら行われた
対談は、MetaMoJi ClassRoomを操作しながら行われた
(撮影:八木 玲子、以下同じ)
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浮川:ありがとうございます。教員支援という意味では、ClassRoomがWindowsに対応していることも強みです。一人ひとりの子どもの様子を並べて見るには、小さな画面では難しいですよね。Windowsパソコンには画面の大きいものがありますし、大型ディスプレイや電子黒板につないで見ることもできます。

山内:なるほど。日本の学校では伝統的にWindowsが強いので、先生はWindowsに慣れていますよね。ただ、児童生徒用にはiPadが導入されているケースも多い。両方の環境で使えるのは大事ですね。

 子ども同士の学び合いはどのようにするのでしょう。