「格安スマホ」と呼ばれる低料金のスマートフォンが急増している。格安スマホは、本体価格を抑えた端末と、「格安SIM」と呼ばれる低額の通信サービスを組み合わせたもの。通信サービスを受けるために必要なSIMをセットにしている。

 一方、格安SIM単体による通信サービスの販売も活発だ。こちらは中古品や低価格品など、ユーザーが自前で用意した端末に装着して利用する(図1)。

●スマホ本体がセットの「格安スマホ」と単体の「格安SIM」
図1 格安スマホは携帯電話サービスを使えるスマートフォンを提供するサービス。格安SIMは、通信サービスを利用するために必要なSIM(小型ICカード)だけを提供するサービス
図1 格安スマホは携帯電話サービスを使えるスマートフォンを提供するサービス。格安SIMは、通信サービスを利用するために必要なSIM(小型ICカード)だけを提供するサービス
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 いずれにも、090/080番号を使う音声通話を使えるタイプと使えないタイプがある(図2)。例えば、通話も通信もできる端末が欲しければ、音声通話が可能な格安スマホを購入する。中古端末を既に持っており、通信だけに使いたいのであれば、音声通話がない格安SIMを購入すればよい(図3)。

図2 格安スマホと格安SIMのいずれにも、音声通話があるタイプと音声通話のないタイプがある
図2 格安スマホと格安SIMのいずれにも、音声通話があるタイプと音声通話のないタイプがある
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図3 格安スマホと格安SIMの例。格安SIMの場合、採用している通信事業者や通信方式、SIMのサイズなどによって、利用できる端末の機種が異なる。事前に十分な確認が必要だ
図3 格安スマホと格安SIMの例。格安SIMの場合、採用している通信事業者や通信方式、SIMのサイズなどによって、利用できる端末の機種が異なる。事前に十分な確認が必要だ
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