Raspberry Pi(ラズパイ)を頭脳とし、2足歩行で歩いて手で物もつかめる可愛いロボット「ラピロ」(RAPIRO)をご存じでしょうか。簡単なコマンドを実行するだけで、下の写真のようなポーズを取ったりできます。

 昨年、インターネットで支援金を募るクラウドファンディング「KickStarter」で1000万円を超える資金調達(7万5099ポンド)に成功し、現在はオンラインショップや秋葉原の店舗などで販売しています(スイッチサイエンスの価格は4万5360円、2014年9月1日時点)。

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 ラピロは部品から組み立てて作るロボットキットです。部品点数は多く、実は組み立てるだけで4~5時間掛かるのが通常です。「買ってすぐ遊べるおもちゃ」ではありません。

 そんなラピロを購入してみて「独りで作るのは無理!」と困ってしまったのが、Webデザイナーの古村圭加さん(Sophiro代表取締役)でした。古村さんが参加しているラズパイのコミュニティー「Japanese Raspberry Pi Users Group」に相談したところ、ラズパイを組み立てるイベントを開催して、そこで皆で完成させることになりました。

 結論から言うと、周りの経験者からたくさんの助言を受けたことで、通常の半分の2時間半で無事完成しました。2014年4月に開催された、そのイベントの様子を報告します。

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