前編では、Windows 10 PCの環境を構築し、Lチカを実現するところまでできました。

 続いて、2015年6月初めのWindows 10をRaspberry Piで試すセミナーで紹介されたIoTアプリの作成に移ります。その資料を基に、その主要な部分を、補足説明を加えながら紹介します。

 最初に、アプリをスクラッチから作る手順を学びましょう。Visual Studioのメニューで「ファイル」-「新規作成」-「プロジェクト」を選び、テンプレートの「Visual C#」-「Windows」-「Windows Universal」を選びます。その中の「Blank App」を選んでOKを押します。

 右側の「ソリューションエクスプローラー」の「参照」を右クリックして「参照の追加」を選び、写真10のように「Windows Universal」-「拡張」の「Windows IoT Extension SDK」をチェックしてOKを押します。

写真10●SDKの追加
写真10●SDKの追加
[画像のクリックで拡大表示]

 続いて、ソリューションエクスプローラーの「MainPage.xaml」の中の「MainPage.xaml.cs」をダブルクリックして開きます。ここで行番号を表示するため「ツール」-「オプション」を選び、検索窓に「行番号」と入力し、「テキストエディター」「すべての言語」「全般」で「行番号」にチェックを入れます(写真11)。

写真11●オプション設定画面で行番号を表示
写真11●オプション設定画面で行番号を表示
[画像のクリックで拡大表示]