個人向け遺伝子解析サービスはもう珍しくはないが、解析結果を元に遺伝子を書き換えるサービスが登場した。さらに、遺伝子ファイルをクラウドにアップロードすると、3Dプリンターでフィギュアを印刷するかのように、遺伝子をプリントできる。研究者だけでなく、一般利用者も、iPhoneから利用できる。

 遺伝子組み換えが大衆化し、市民の英知でバイオ・イノベーションが起ころうとしている。同時に、遺伝子組み換えによる生物体系への影響をいかに回避するのか、解決しなくてはならない問題は山積している。

出典: VentureClef
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遺伝子プリンティング技術

 シリコンバレーで開催されたカンファレンス「DEMO Fall 2014」で、バイオベンチャー「Cambrian Genomics」創設者Austen Heinzは、遺伝子製造の最新技術を紹介した。この会社はサンフランシスコに拠点を置き、レーザー光で遺伝子をプリントする技術を開発している。企業研究者だけでなく一般利用者も、遺伝子ファイルをアップロードすると、簡単に遺伝子を生成できる。既にバイオベンチャーから、この技術を使った画期的な製品が登場している。