米国では、オンラインデーティング(Online Dating)で知り合うカップルが増えている。知り合ってから結婚に至るケースも少なくない。オンラインデーティングは社会に定着し、恋人を見つけるための定番サイトとなっている。サイトで相性を科学的に判定する技術が進化し、これが人気を後押ししている。最近では、遺伝子解析で相性を判定するサイトが登場し話題となっている。米国の恋愛事情をレポートする。

出典: SingldOut
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オンラインデーティングとは

 オンラインデーティングと言うと、一般的には出会い系サイトとイメージが重なり、印象が悪い。実際には、両者は異なっている。ここでいうオンラインデーティングとは、登録した男女会員が、デートの相手を見つけるWebサイト(上の写真、サイトイメージ)を指す。米国人にとっては、ソーシャルネットワークにイメージが近い。

 オンラインデーティングの歴史は長く、すっかり米国社会に定着している。調査会社Pew Researchによると、米国人の11%がオンラインデーティングを使ったことがあり、独身者に限定すると比率が38%に上がる。利用者のうち、実際にデートまで進んだ人の割合は66%で、結婚に到達した人は23%に上る。