2014年10月17日は、新iPadが発表された日であるが、「Office 365 Solo」をはじめとした、新Officeが発売された日でもある。世界的にはiPadの話題で持ちきりだが、日本国内だけで考えると新Officeの発売も重要だ。なんといっても、Officeのライセンスが10月16日以前と10月17日以降ではがらりと変わってしまったからだ(関連記事:秋冬モデルのPCから付属のOfficeが変わる! そのメリットとは?)。

 おさらいしておこう。パソコンにプリインストールされているOfficeについては、2014年秋冬モデルから「Office Premium」という名称になって、OfficeソフトとOne Driveの1TB分無料使用などを含む「Office 365サービス」が使用できるようになる。「Office 365サービス」は1年間無料で2年目からは有料になるが、Officeソフトについては、プリインストールされたパソコンであれば、いつでも最新バージョンが使用できる。

 今回、もうひとつ追加されたのがサブスクリプション形式の製品「Office 365 Solo」。これは2台のパソコン(Windowsパソコン、Macのどちらでも可)でOfficeソフトを1年間利用でき、さらにOffice 365サービスも1年間利用できる。

 新Officeを個人で利用する場合は、先々の使い方も考えて、購入しなければならなくなった。例えば、Office 365サービスには、「マルチデバイス対応」という名称で「Office for iPad」が含まれているが、Office for iPadは2014年10月20日現在は未公開で、日本マイクロソフトによれば、2014年中に日本でも利用できるようになるとしている。Office for iPadを使いたいというユーザーは、公開を待たなければならない。さらに、Office for iPadを使用するには、現状ではOffice 365 Soloを購入するか、Office Premiumがプリインストールされているパソコンを購入しなければならない。いずれにしても、新Officeを購入する前に、諸々確認しなければいけないことがあることを覚えておいてほしい。

■変更履歴

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 掲載当初、パッケージ版のライセンスと金額についての記述に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2014/11/13 16:00]