農業にITを活用するという話は以前からよく聞くが、それほど大きな盛り上がりにはなっていないように思う。

 今週公開している特集記事「マイコンボード「Arduino」で自作センサー農業、栽培農家がソリューションベンダーに/動き出す、地に足ついた農業IT」を読むと、その理由の一つが見えてくる。高コストなのだ。

 農業の現場では、複雑で多機能な製品より、安価でシンプルな製品を求めている。そのニーズにはArduinoやRaspberry Piなどのマイコンボードはピッタリ。輝ける現場の一つである。