米Appleが日本時間の2014年9月10日未明に、スマートフォンの新版「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を発表した。日本などで9月19日に発売する(関連記事:アップルが「iPhone 6」と「同 Plus」を発表、「Apple Watch」は来年発売、関連記事:Appleが噂どおりに「iPhone 6」2モデル発表)。iPhone 6も同 Plusも端末サイズが大型化するだけに、新端末の切り替えと同時にケースなど周辺機器の買い替えも盛り上がるだろう。

 Appleの発表直前にドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2014」では、正式発表前にもかかわらず、4.7インチと5.5インチのサイズを持つ次期iPhoneのモックアップが飾られ、それに対応するケースが多数並んでいたという(関連記事:[IFA 2014]未発表の「iPhone 6」対応ケースが並ぶ、サイズは4.7インチ用が充実)。画面の大型化に伴って本体の形状が丸みを帯びるところまで、発表前からしっかり対応していた。

 ケースを作るメーカーにとって、新iPhone発売と同じタイミングで店頭に対応製品を並べることは基本中の基本。あの手この手を駆使して、新製品の形状にかかわる情報を集めてきたという自信が、ややフライング気味の展示につながったのだろう。

 気になるのは、製品の充実度合いでは4.7インチ版(iPhone 6)のケースが圧倒的ということ。筆者は、買い換えるなら5.5インチ版(iPhone 6 Plus)と考えただけに意外だった。ただこれは4.7インチ版の方が売れるという判断とは限らず、5.5インチ版が本当に製品化されるのか裏を取りきれなかっただけなのかもしれない。ともあれ、これから製品発売の19日ころまで「iPhone 6祭り」が続きそうだ。