IT営業担当者の皆さん、ITエンジニアの皆さんは、IT業界や技術の動向をどれくらい把握できていると思いますか。クイズ形式の「ITpro検定」を通して、最新の動向をおさらいしましょう。出題範囲はITproに掲載した記事です。ご自身のIT動向把握力を知るだけでなく、部下のスキルアップにもお役立てください。では早速、今週の「ITpro検定」を始めましょう。


【問題】業界動向

 原子力規制庁は2015年3月31日、原子力に関する内部の研修資料がインターネット上に流出したことを明らかにしました。流出したのは約50ページのパワーポイント資料で、核燃料再処理に関する新人研修資料だそうです。なぜ同庁内部で利用するはずだった研修資料が、外部に流出してしまったのでしょうか。この背景には、翻訳会社に資料の英文翻訳を委託していたことが関連しています。

(1)原子力規制庁のシステムがサイバー攻撃に遭う。翻訳文書を管理するシステムが不正アクセスされ、内部資料が外部に漏洩した

(2)原子力規制庁の職員がクラウドストレージを使って、資料を翻訳会社に渡した。そのストレージは外部から誰でもアクセスできる状態だった

(3)原子力規制庁から翻訳作業を委託された翻訳会社のパソコンがウイルスに感染。その結果、パソコン内の資料が外部に漏洩した

(4)翻訳会社が無断でクラウドソーシングをつかって翻訳作業を再委託。その際、クラウドソーシング会社のサイト上で資料が公開されていた

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