今年4月出荷予定のアップルのスマートウォッチ「Apple Watch」。心待ちにしているのは、日本人だけではない。韓国のアップルユーザーも「Apple Watchはとにかく買う。使い道がなくても買う」、「Apple Watchはアプリが豊富だし、持っていると生活が楽しくなりそう」、「Apple Watchは女性にも似合うデザインだから買いたい」と、既にネットで盛り上がっているのだ。

 3月2日に開幕する世界最大級のモバイル関連展示会「Mobile World Congress2015」では、Apple Watchに対抗して韓国のサムスン電子、LG電子もスマートウォッチを公開するという。韓国メディアは「Apple Watch に勝てるデザイン」だとして、LG電子の新作スマートウォッチ「Urbane」を押している。LG電子は、2月16日スマートウォッチ新作「LGウォッチUrbane」を公開した。

写真●LG電子は2月16日、スマートウォッチ新作「LGウォッチUrbane」を公開した
写真●LG電子は2月16日、スマートウォッチ新作「LGウォッチUrbane」を公開した

 「Urbane」の見た目は、高級なクラシック時計そのもの。スマートウォッチには見えない。Urbaneは「優雅な」、「上品な」という意味で、高級感を出すことに重点を置いたようだ。他のスマートウォッチが四角いフレームなのに対し、LG電子は前作「Gウォッチ」に続いて丸いフレームを採用したので、時計にしか見えないのかもしれない。

 Urbaneの大きさは45.5×52.2×10.9(mm)と、デザインが好評だったGウォッチ(46.4×54.6×11.1mm)よりもさらに大きさ、厚さ、縁の幅を小さくしてスリムになった。メタルボディーで傷に強い。ディスプレイは、1.3インチのOLED(有機発光ダイオード)で、245ppiだ。天然革のストラップがついているが、他の時計メーカーのストラップも使えるよう標準型の22mm幅になっている。女性が身につけるにはちょっとごつい感じはするが、男性ならスーツにもカジュアルにも似合うデザインだ。アップルが「Apple Watchはかしこいアクセサリー」と宣伝しているせいか、韓国メーカーもスマートウォッチのデザインには力を入れている。