何かを学びたいとき、世界中から先生を探して都合が良い時間にレッスンを受けられる。「ClassDo(クラスドゥ)」はそうした“先生探し”の仕組みをインターネット上で実現するサービス。2012年12月の提供開始以来、わずか1年半強で100カ国以上で利用されるまでに急成長した。代表取締役の曾超繁氏は、「利用者に不安や不便さを感じさせない作り込みが重要」と語る。

写真:陶山 勉
写真:陶山 勉

 最近では、インターネットを通じて様々なことを学べます。ただ、例えばギター演奏を学びたいときを考えてみてください。インターネット上にたくさんあるギターの教則テキストを読んだり、YouTubeなどで公開されている動画を見たりするだけではなかなか上達できません。やはり「先生とのレッスン」が必要です。先生の演奏をお手本にして自分が演奏し、苦手なところや癖などを指摘してもらうことが上達への早道となります。

 ClassDoはこうした先生探しの仕組みをインターネットを通じて提供するサービスです。ここで言う先生とは、職業としての先生ではありません。「教えられる知識」を持った人を指します。自分が先生として何かを教えつつ、逆に生徒として他の先生に何かを教えてもらう。ClassDoはそうした「知識共有のためのプラットフォーム」を目指しています。

 インターネットであれば、時間や場所の制約なしにレッスンを受けられる。さらに、これまで物理的な制約でほとんど実現できなかった「日本にいる人が、アフリカ駐在の日本人からビジネスに使えるスワヒリ語のレッスンを受ける」「中東在住の人が和菓子作りを学ぶ」といったことも可能になる。そう思ったのです。