アマゾンジャパンが提供する「Kindle Cloud Reader」(https://read.amazon.co.jp/)は、Kindleストアで購入した電子書籍をパソコンのブラウザで読めるWebアプリケーションだ。購入済みの電子書籍ライブラリと読み進めたページは、Kindle端末やiOS/AndroidのKindleアプリと同期する。今回は、この「Kindle Cloud Reader」をレビューしよう。

漫画や雑誌は読めるが日本語テキストの電子書籍は読めない

 アマゾンジャパンは、2014年の9月、パソコンのブラウザでKindleの電子書籍を読める「Kindle Cloud Reader」をリリースした。これまで、Kindleストアで購入した電子書籍は、専用のKindle端末、またはiOS/Android用のKindleアプリで読むのが一般的だったが、「Kindle Cloud Reader」が登場したことで、パソコンでも読書が楽しめるようになったわけだ。

 Kindle Cloud Readerで読める国内タイトルは、コミック・雑誌8万3000冊以上、洋書270万冊以上にのぼる。ただし、残念ながら小説など、日本語のテキストベースの電子書籍は読めない。洋書および画像ベースの漫画や雑誌であれば問題ないが、日本語の小説やノンフィクションなどが読めないのは、とても残念だ。

Kindle Cloud Readerのライブラリ。購入した電子書籍を一覧表示する画面だ。
Kindle Cloud Readerのライブラリ。購入した電子書籍を一覧表示する画面だ。
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ライブラリで電子書籍をクリックすると、その内容が表示される。画面の書籍は<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00PID9ECE?psc=1&redirect=true&ref_=oh_aui_d_detailpage_o01_ " target="_blank">「#!シス管系女子 まとめ読み」日経BP Next ICT選書、 [Kindle版]</a>
ライブラリで電子書籍をクリックすると、その内容が表示される。画面の書籍は「#!シス管系女子 まとめ読み」日経BP Next ICT選書、 [Kindle版]
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ただし、小説やノンフィクションなど、日本語のテキストベースの電子書籍の場合、このように表示されて読むことはできない。
ただし、小説やノンフィクションなど、日本語のテキストベースの電子書籍の場合、このように表示されて読むことはできない。
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