直井研究員(以下、直井):所長〜。どっちのメールアドレスが正しいんでしょうか?

平野所長(以下、平野):同じ名前で2つのメールアドレスがあるんだね……。

直井:こうなったら直感で! こっちだ!

平野:ダメだよ。メールアドレスを直感で選ぶなんて。もし、いまは使用されていないメールアドレスだったらどうするんだい?

直井:届かないならエラーで戻ってくるはずです。

平野:甘い! メールアドレス自体は存在しているが、いまは全く確認をしていないということもある。それならば、メールは届く可能性が高いだろう。メールは届いているけれど返事が来ないということもあり得る。

直井:じゃあ、両方のメールアドレスに同じ内容のメールを送ってみます。これなら、どちらからか返事をいただけるのではないでしょうか。

平野:それも避けた方がいいだろう。同じ内容のメールが2通届いたら、メールアドレスの管理がずさんな印象を与えてしまう。「直井さんって、やっぱりずさんですね」って印象を持たれたらどうだろう?

直井:「やっぱり」っていうのが引っ掛かりますが、ずさんな印象を持たれるのはよくないです。う〜ん。メールアドレスの管理って難しいですね。同じ名前で2つのメールアドレスがアドレス帳に登録してあった場合、どちらが正しいか分かりません。

平野:いまは1人で複数のメールアドレスを使うこともあるからね。全てをアドレス帳に登録していたら、どのメールアドレスに送るべきか分からなくなるかもしれない。

直井:じゃあ、どうしたらいいのでしょうか。

平野:管理しようとするから難しいんだよ。管理しないというのもオススメだ。