直井研究員(以下、直井):う〜ん。不安です。

平野所長(以下、平野):どうしたんだい?そんなに不安そうな顔をして。

直井:デザイナーの山田さんにメールを送ったんですが、ちゃんと読んでもらえているか不安なんです。

平野:山田さんは、たまに返信漏れがあるから気にしてあげた方がいいね。

直井:それだけじゃないんです。細かく説明を書いたんですが、かえって細かすぎないか不安なんです。山田さんがメールを読んで、嫌な気持ちになっていないかなぁって・・・・・・。

平野:確かに、分かっていることを何度も指摘されたり、説明が丁寧すぎたりすると、不快にさせてしまう可能性はあるね。それにしても今日は不安感が強いようだね。

直井:まだあるんです。山田さんって、実は細かいところを気にする方なんです。部下からもらうメールに誤字が多くて、敬語も適切に使われていなくて困っていると、はじめて一緒に仕事をしたときにメールを印刷して見せてもらったんです。結構、厳しい方なのかなと思って、私も気を付けようって。

平野:それから不安なのかな?

直井:はい。山田さんにメールを送るときは、より気を付けるようにしています。

平野:そうか。直井さんのように、何かしらの不安を抱きながらメールを使っている人は珍しくないんだよ。その結果を、ビジネスメール実態調査の回答から読み解いてみよう。