直井研究員(以下、直井):みなさん!!ありがとうございます!!

平野所長(以下、平野):どうしたんだい、いきなり?

直井:『ビジネスメール実態調査』の回答数が1517件も集まったんです。これから、二重回答などを除かなくてはいけませんが、ここまでの数が集まったのは、ビジネスメール事件簿の読者さんのおかげです。

平野:そうだね。最後の3日間で500人を超える回答が集まったね。こうして、コラムを書き続けているからこそ、知ってもらえる場がある。伝えられる場がある。全てに感謝をしないとね。

直井:じゃあ、所長!読者の皆さんに恩返しをしましょうよ。今回、実態調査の激励とともに、何件か質問もいただきました。

平野:そうだね。個別には私からも回答が済んでいるよ。

直井:ですが、この場を借りて、もっと細かく解説をしませんか?

平野:いい考えだね。みんなが悩んでいること、素朴な疑問にこそ、知りたいことが集約されているかもしれない。私たちが「ここが悩みどころだろう」と思ってコラムを書き続けても、それがずれているかもしれない。それを避けるためにも、みなさんからの質問に回答するのはいいことだね。

直井:ですよね!例えば、次のような質問が届きました。

<質問>
メールの内容を分かりやすく、かつ、用件だけにならないように、ふくらみを持たせるようにするのが難しく、時間がかかってしまいます。Webサイトで紹介されているテンプレートなどを参考にするのですが、それだけだと自分の言葉ではないので、自分の言葉でアレンジできるようになりたいです。

直井:この方は、よく分かっていますね!テンプレートを、そのまま使ったのではダメ。それに気付いている人って、まだ少ないと思うんです。

平野:よし!じゃあ、直井さんだったら、どう答える?