直井研究員(以下、直井):しつこいです・・・。

平野所長(以下、平野):どうしたんだい、直井さん?朝からお困りのようだね。

直井:先日、交流会で会った営業さんから売り込みのメールが届くんです。面談を申し込まれたのでお断りしたのですが、またメールがきました。

平野:相手も仕事だから面談を申し込むのは当然だよ。そのために交流会に参加している可能性が高い。アプローチ先を見つけたら粘り強くアタック。最近だと「度胸試しのために名刺交換をさせてください」や「名刺を100枚集めないと帰れないんです」と街頭で声をかけられた経験はないかい?うっかり名刺を交換すると投資用マンションのしつこい勧誘電話がかかってくることもあるようだ。

直井:え!?そんなことがあるんですか。私の場合は今のところメールが送られてくるだけですが、営業電話が頻繁にかかってきたら業務に支障を来しそうです。所長はそのような声をかけられたら名刺を渡すんですか?

平野:絶対に営業をしないと約束できるなら名刺を渡してもいい。ただし「『営業をしません』と誓約書を書けるかな?」と質問すると、ほぼ全員が戸惑ってしまう。だから「頑張ってね」と一声かけて立ち去るんだ。

直井:優しいというか、意地悪というか・・・。でも、結果的に断っているんですね。

平野:こういったお断りをどのようにするか。態度の示し方が重要だ。もしかしたら直井さんが書いたメールに問題があるのかもしれない。そのメールを見せてもらえるかな?