SNSを使うと、自分が知りたい相手の情報を効率良く入手できる(写真)。共通の友達や仕事の内容、趣味・関心、置かれている状況、家族関係、年齢、出身地、出身校、居住地などの情報が得られ、話題のきっかけを探しやすくなる。

写真1●SNSで使うと、自分が知りたい相手の情報を効率良く入手できる(写真はイメージ)
写真1●SNSで使うと、自分が知りたい相手の情報を効率良く入手できる(写真はイメージ)

 SNSに書かれた過去の履歴から、その人がよく行く場所や普段の行動範囲なども分かる。ここから得た情報を基に、直接会う機会を作ることもたやすい。

 このSNSの機能を駆使すると、自分が興味を持つ人に関する詳細な情報を収集できる。中学生や高校生たちも、SNSによって相手の状況を把握したり、過去にやっていたことを調べたり、何らかの情報を得て自分が優位に立つために使っていたりするという。

 この世代のユーザーたちは、SNSを活用すると相手の情報を幅広く得られることに気付いており、それをコミュニケーション手段としてだけでなく、情報収集の手段として活用しているのだ。

恋人の動向はSNSでチェック

 高校3年生女子のA奈は、恋人にLINEでトークを送っても返事がなかったり、既読がつかなかったりしたとき、恋人のTwitterアカウントで動向を確認する癖ができてしまったという。「返事がない時でも、(恋人は)大体友達とTwitterで馬鹿話してたり、今のことをツイートしてたりする。そんな時は、彼に何かあったわけではないとか私が嫌われたとかじゃないんだなと安心できる」と言う。