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「ソーシャル新人類」の不夜城〜10代は何を考えているのか

大人による設定を軽々突破、裏ワザにたけたデジタルネイティブたち

高橋 暁子=ITジャーナリスト 2014/07/30 ITpro

 つい先日、神戸市の須磨学園中学・高校が、2013年に導入した学校指定の「制服」ならぬ「制スマホ」の運用に失敗し、わずか半年で元に戻したというニュースが話題となった(写真1)。

写真1●「制スマホ」をわずか半年で元に戻した神戸市の須磨学園中学・高校のWebサイト
[画像のクリックで拡大表示]

 須磨学園は2010年に、有害サイトのフィルタリングや閲覧時間の制限をかけた学校仕様の携帯電話(制携帯)を支給していた。その際は、ネット上のいじめがあった疑いが生じたときに、メールや通話履歴を監視するなどの対応で成果を上げていたという。スマートフォンの普及を受け、高校1年生が使う携帯電話としてスマートフォンを採用したのは昨年のこと。ところが、従来型の携帯電話のようには制御できなかったというわけだ。

初期化すればアプリを自由に使える

 本来は多様な機能を使えるスマートフォンに対して、学校側は制スマホに使用制限をかけられる携帯電話会社推奨のアプリを使うことで対策を取り、ゲームアプリなどはダウンロードできないようにしていた。ところが一部の生徒が、スマートフォンを初期化すればゲームなどのアプリを自由にダウンロードできることを突き止めてしまった。

 ここから情報が広まり、制スマホでゲームをする生徒が続出してしまった。さらには学校管理のパスワードを不正入手して課金サービスを利用する生徒から、ゲームにはまって学校を休みがちになる生徒までが現れたという。

 須磨学園は、アスキー創業者の西和彦氏が学園長であることでも知られている。橋下徹大阪府知事(当時)が2010年に「携帯なんかいらない」と発言した際に、西氏は「現実はみんな学校に持ってくるものであり、文明の利器を使わないのはもったいない」と考え、同校に制限付き携帯電話を導入した。

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