Windows 8.1に限った話ではないが、パソコンを何年も使い続けていると「ファイルが瞬時に開かない」「ファイルアクセスが遅くなってきた」などの症状に悩まされることがある。そのようなときのために、Windowsにはドライブをメンテナンスするための「クリーンアップ」や「最適化」といった機能が用意されている。
これらメンテナンス機能へは、ドライブのプロパティからアクセスするのが基本だった。しかしWindows 8以降、エクスプローラーにリボンが搭載されたことで、多くの機能がエクスプローラーからダイレクトに呼び出せるようになっている。
そこで、今回のWindows 8.1道場は、Windows 8.1のドライブのメンテナンス機能とその起動方法を紹介する。
ドライブの詳細情報を確認する
Windows Vista以降のエクスプローラーは、ドライブアイコンの下に空き容量と総容量を表示する。また、Windows 8以降では、エクスプローラーにリボンが搭載されたことで、様々な機能がワンクリック（タップ）で呼び出せるようになっている。そのため、ドライブの「プロパティ」ダイアログを表示して、ドライブの情報を参照したり、機能を呼び出す場面はだいぶ減ってきた。
ただ、そうは言ってもドライブの情報と操作の中心は、「プロパティ」に集約されていることに変わりはない。
Windows 8.1でドライブの「プロパティ」ダイアログを開く方法は、従来同様エクスプローラーに表示されたドライブで右クリック（長押し）して、メニュー項目から「プロパティ」を選択すれば表示できる。
もっとも、リボンの[コンピューター]タブに「プロパティ」というボタンが用意されたので、このボタンをクリック（タップ）するだけで「プロパティ」ダイアイログを表示することができる。Windows 8.1ユーザーは、ぜひ利用してほしい（図1）。
ディスクの「プロパティ」ダイアログを表示するには、エクスプローラーのナビゲーションウィンドウにある「PC」をクリック（タップ）してドライブの一覧を表示し、「プロパティ」ダイアログを表示したいディスクを選択して、リボンの「コンピューター」タブにある「プロパティ」をクリック（タップ）する。
