Windows 7から新たに搭載された機能の1つに、「ライブラリ」がある。ライブラリとは、異なるドライブやネットワーク上に散らばるファイルを、1つのフォルダーから参照できるようにする「仮想フォルダー」のことだ。
ところが、Windows 8までエクスプローラーを開くと表示されていた「ライブラリ」が、Windows 8.1ではなくなってしまった。
そこで今回のWindows 8.1道場は、「ライブラリ」の表示を復活させ、その利用方法を説明する。
ライブラリの表示を復活する
ライブラリは、様々な場所にあるファイルを、あたかもそのフォルダーにあるかのように表示する。もちろん、通常のフォルダー同様に参照や変更も可能なので、ユーザーは特に仮想フォルダーであることを意識する必要はない。
実は、この「仮想フォルダー」という考え方は決して新しいものではなく、すでにWindows Vistaの「検索フォルダー」が、仮想フォルダーの機能を有していた。そのため、Windows Vistaユーザーなら「ライブラリとは自由に表示するフォルダーを登録しカスタマイズできる検索フォルダーのこと」と考えれば理解しやすいだろう。
さて、ここまで説明しておいて実際にWindows 8.1でエクスプローラーを開くと、肝心の「ライブラリ」が表示されていない。これは、Windows 8.1では、デフォルトでライブラリが非表示になっているためだ。もし、ライブラリがエクスプローラーに表示されない場合は、次のようにして復活させる。
エクスプローラーを開き、「表示」リボンの左端にある「ナビゲーションウィンドウ」をクリック(タップ)する。現れたメニューから「ライブラリの表示」を選択すれば、ナビゲーションウィンドウに「ライブラリ」が復活する。この「ライブラリ」をクリック(タップ)すれば、「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」の、4つのライブラリが表示されるはずだ(図1)。