Windowsには「Windows Update」と呼ばれるシステムの更新機能があり、Windows 8.1はデフォルトで自動更新がオンになっている。そのため、本来ならシステムの修正やセキュリティパッチを、ユーザーが気にする必要はほとんどないはずだった。
ところが、2014年に配信された更新プログラムの中には、システムを不安定にさせるバグを含むものが見つかり、急遽更新プログラムの配信をマイクロソフトが中止するという事態が度々発生している。
そこで今回のWindows 8.1道場は、Windows Updateに振り回されたために、更新プログラムの確認や設定方法、さらには更新済みのプログラムをアンインストールするやり方、更新時に発生したエラーからの回復方法などを解説する。
更新プログラムの履歴を確認する
Windows 8.1の更新プログラムは、デフォルトで自動インストールになっているため、冒頭にあるように更新プログラムにバグが見つかった場合、問題のある更新プログラムがすでにインストールされていないか、確認する必要が出てくる。
更新プログラムの履歴を確認するには、ストアアプリの「Windows Update」画面、コントロールパネルの「Windows Update」画面、どちらでも行うことができる。ここでは、コントロールパネルから操作する方法を紹介しよう。
更新プログラムの履歴を確認するには、コントロールパネルを開き「システムとセキュリティ」→「Windows Update」を選択する。「Windows Update」画面に切り替わるので、左側にある「更新履歴の表示」をクリック(タップ)する。すると「更新履歴の表示」ウィンドウが開き、インストールされた更新プログラムの一覧が表示される(図1)。
また、CドライブのWindowsフォルダーには、「WindowsUpdate.log」というファイルがあり、Windows Updateのトランザクション情報がテキストで記録されている(図2)。
ファイルの内容については、マイクロソフトの「Windowsupdate.log ファイルの解釈」に詳しいので、利用する場合は参照していただきたい。