シンギュラリティ(Singularity、技術的特異点)という言葉を聞く機会が増えています。今日、公開した「AIが人を超えるとき、人は何をなすべきか?」の中にも登場します。

 記事で、シンギュラリティについて簡潔に説明しているので引用します。

 「シンギュラリティとは、米国の発明家、未来学者であるレイ・カーツワイル氏が提唱する概念だ。指数関数的な技術進化によって人類を大幅に超えるAIが生み出され、人間の生活が劇的に変化する未来を指す。『AIが人間を超えるとき』『AIが自らより賢い知能を急速に生みだし、人間が制御できなくなるとき』などの意味で使われることもある」

 上記記事では、AI(人工知能)の進化が人間の雇用を奪う可能性についても触れています。シンギュラリティが訪れれば社会が一変するのは間違いありません。

 実は日経コンピュータの創刊900号記念特集を「シンギュラリティ前夜」としました。このテーマを追いかけていきます。

 ITproでいつからシンギュラリティが登場しているか調べてみました。AIが人類を超えるという意味で初登場するのは、2008年8月に公開した「2050年に機械が人間に追いつく『特異点』が来る」米IntelのCTO、Justin Rattnerが語る」でした。

 さすが米インテルというところでしょうか。シンギュラリティからたどり着いたインテルの戦略を改めて確認します。