厳しい環境で働くエンジニアがミスしたとき、叱るのは適切な対処ではないようです。「ITエンジニアは他業種よりも高ストレス、ITスキル研究フォーラムが実態調査」と「[「うっかり」ミスは無くせる 3]叱るより真因を追究、対策べからず集」を読んでの感想です。

 前者は、高いストレスを感じる割合が他の業種よりもITエンジニアが高いことを指摘したもの。後者は、どうしても起こってしまう「うっかり」ミスを減らすためには、失敗した際にしかったり罰したりするのではなく、ミスがなかった場合にほめることが有効だと指摘しています。

 高いストレスの原因に長時間の労働があります。ITエンジニアは他業種よりも高ストレス、ITスキル研究フォーラムが実態調査によれば、「月当たりの労働時間との関係を見たところ、200時間を超えると高ストレス者の割合が増加しており、200時間超と回答したエンジニアの26.4%が高ストレス者だった」といいます。こういった状況にあるエンジニアは「うっかり」ミスを起こしやすいのではないでしょうか。

 高いストレスを感じるエンジニアに対しては、失敗しても叱るのではなく、うまく進めたときにほめるのがいい、こう感じます。