「『AWSの裏側を数字で教えよう』、上級エンジニアが秘密を公開」と「国内ハードの保守・サポートは2018年に3195億円に縮小」という記事を公開しています。二つを読んで、改めてクラウドの影響力について考えさせられました。

 数字は時に残酷なものです。前者の記事内の様々な指標がアマゾン・ドット・コムのクラウド事業の勢いを示すのとは対照的に、後者の予測では、国内のハード保守、サポート市場は右肩下がりのマイナス成長が続きます。

 ハード保守は、「ストックビジネス」とも言われる安定的なIT会社の収益源として評価されてきました。一方でシステムを使う側にとってみれば、削減を求められても圧縮しづらいやっかいなコストです。ですが、クラウドの登場で状況は変わりました。使う側にも売る側にも新たな知恵が求められています。