「シスコ社内からIP電話機が消える、『全部テレビ電話に置き換える』と平井社長」という記事を公開しています。ネットワーク関連機器を中心にシスコシステムズの日本法人が、自社製のIP電話機を同じく自社製のテレビ電話機に置き換えると考えれば、自社事例による販売促進策ということになるのですが、テレビ電話しかない会社を目指す同社の取り組みには、もっと前向きなものを感じました。

 視覚を加えたテレビ電話でのコミュニケーションは、音声だけの電話とは違うものです。すべてがテレビ電話になるのは数年先だということですが、ワーキングスタイルがどう変わっているのか、興味は尽きません。

 最近、あるシスコ幹部から、「他の大手外資系IT会社と比べて当社は従業員満足度が高い」という話を聞きました。IP電話をテレビ電話に換えていく思い切りのいい社風が、従業員の満足につながっているのかもしれません。