「マイクロソフトが個人向け新Officeを発表、ナデラCEOも登壇」という記事を公開しています。CEO(最高経営責任者)としては初の来日となるマイクロソフトのサティア・ナデラ氏の姿を肉眼で確認したかったのですが、残念ながら会見には行けませんでした。

 参加した編集部の記者によれば、「普段、米国で話している内容に比べて、何か新しいものがあったわけではないが、就任以来、モバイルファーストとクラウドファースト重視でぶれていないのはよく分かった」と言いますす。

 一方で日本時間の今朝早くに発表になった、新OSの「Windows 10」については言及しませんでした。Windowsはマイクロソフトの屋台骨ですが、PC回帰にも見えるWindows 10について触れるのは、モバイルファーストとクラウドファーストというメッセージを打ち出すのに不適切と感じたのかもしれないと言うと、うがち過ぎでしょうか(関連記事:次期Windowsは「Windows 10」、正式リリースは2015年後半)。

 いずれにせよ、少し前までのマイクロソフトを考えると、モバイルファーストとクラウドファーストでCEOがぶれないというのは驚くべきことです。これらの領域ではマイクロソフトは挑戦者ですが、思っているよりも早く市場が動くかもしれません。