「IT巌流島--インメモリーで競うデータベース対決」という短期連載を公開しました。IT、特に企業向け情報システムを考えると、なぜかデータベースという言葉が頭に浮かんできます。

 筆者がITについて取材し始めたのは、いわゆるオープン系のRDBが成長しているころでした。オラクル、サイベース、インフォミックス、IBM、マイクロソフトが市場で競っていたころです。システムのエンジンとして、データベースが重要だと思うようになっていたのでしょうか。

 「次はORDBだ」という言葉を聞きましたが、いつの間にか使われなくなりました。変わって聞くようになったのが、インメモリーであり、カラムナーです。ハードウエアの進化とネットの進化によって、従来は必要なかった規模のデータ処理が求められるようになったから、これらの技術が注目を浴びているのかもしれません。

 5回の連載を読んで、改めてデータベースのトレンドを感じることができました。ぜひ、ご一読ください。