米国時間の9月9日に開催される米アップルの発表会への関心が高まっています。新型iPhoneやApple TV、大型のiPadなどが発表されるのではないか、というのが大方の見方です。

 個人的に気になっているのがApple TVです。2006年に発表されて、一時はアップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)が「ホビー」と呼んでいたセットトップボックスですが、新たな姿に生まれ変わるかもしれません。こんなことを書くのは、以前からApple TVに関連して気になっている記事があるからです。「Apple、イスラエル『PrimeSense』の買収を認める」がそうです。

 PrimeSenseは3Dモーショントラッキングのベンチャーで米マイクロソフトのKinectの初代機にも技術を提供していました。Kinectをご存知の方ならお分かりでしょうが、PrimeSenseの技術を使えば、リモコンに触れることも、音声入力することもなしに、体の動きだけでApple TVを操作できるようになります。

 PrimeSenseの技術でユーザーインタフェースが革新されれば、Apple TVはよりアップルらしい製品になると思うのですが、果たしてどうなるでしょうか。アップルの発表会を待ちます。