「『サイバー闇市場』は数千億円規模、サイバー攻撃のSaaSも用意」を読みました。以前から、「サイバー攻撃のツールや盗んだ個人情報などを売買する『サイバー闇市場(ブラックマーケット)』」(同記事より)があるという話は聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。

 記事によれば、サイバー闇市場は「成熟した大都市」のようなもので、「闇市場で取り引きをしている組織の中には、構成員が7万~8万人規模で、数十億円もの収益を上げている」ものが存在し、「サイバー攻撃を行うためのツールはもちろん、サイバー攻撃を行うためのプラットフォームを貸し出す」ところもあるというのです。

 技術自体は善悪の判断できません。扱う人間によってどうとでも使えるものですが本来、存在すべきでないサイバー闇市場のようものが成熟しているという現実を突き付られると、複雑な気持ちになります。

 サイバー闇市場は成熟させてはならないものです。答えを探すのは難しいでしょうが、いかに根絶させるか、の知恵が問われています。