Web2.0という言葉をご記憶の方も多いかと思います。米O'Reilly Mediaの創業者であるティム・オライリー氏によるものです。

 オライリー氏の動向を取り上げた記事を読みました。「テクノロジーの米O'Reillyが経済をテーマにした会議を開催する理由」です。

 記事で興味深いのが、オライリー氏による「リアルな世界にサービスを提供する、ネットワーク型プラットフォーム」という言葉です。米Uberや米Airbnbがもたらしている変化の本質について示したものです。

 記事には、「企業において社外(外部世界)との取引コストがかさんだ時代には、取り引きを担当する社員や外部の仲介業者などが必要だったが、今は違う。テクノロジーによって、社会における価値交換のコストを下げられるようになったからだ。こうした時代には、小規模でアジャイルな組織が、社外のリソースを結びつけた広大なネットワークを構築してサービスを提供できる」という一節もあります。

 企業のあり方が大きく変わりそうです。