グローバルなクラウド事業者について、米インテルが面白い表現を使っています。「スーパー7」、要は飛び抜けた存在が7社あるということです。

 具体的には、アマゾン・ドット・コム、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトの米国勢4社とアリババグループ、テンセントホールディングス、バイドゥの中国勢3社になります。この言葉が飛び出したのは、インテルの年次開発者会議である「IDF 2016 San Francisco」で、詳しい内容は「Intelの大手クラウド『スーパー7』重視がIDFで鮮明に、メーカーの苦境は深まる」にあるとおりです。

 国産勢はゼロで、7社は米国と中国にしか存在しません。国産IT会社のクラウド事業はどうあるべきか。一般企業はスーパー7とどう付き合うか。考えます。