みずほ銀行の次期勘定系システムの開発プロジェクトが話題になっています。焦点は、果たして2016年の「開発完了」を守れるか、どうかです。
日経コンピュータが真正面からこの問題を取材しました。詳しくは「『全てのプロジェクトが予定通り総合テスト入り』、みずほ銀行の次期勘定系開発が大詰め」にあるとおりです。
ただし、記事によれば「2016年末の開発完了以降も継続する最終点検作業や、肝心のシステム移行時期については明言を避ける。次期勘定系システムが最終的にいつ稼働するかは依然として不透明だ」といいます。次期勘定系を巡るリスクがゼロだとは言えません。
開発の状況に関わらず、みずほ銀の勘定系には別のリスクが存在します。レガシーに依存し続けるリスクです。記事の最後から引用します。
「とはいえ現行の勘定系システム『STEPS』は1988年に稼働させたもの。既に28年が経過しており、老朽化は著しい」
レガシーとどう付き合うか。規模の差はあれ、どの企業にとっても頭の痛い問題です。