大手IT企業が、2016年3月期の第1四半期決算を発表しています。富士通とNECの2社が営業損益で赤字の結果になりました。

 詳しくは、「富士通の1Q決算は273億円の赤字、ネットワークとPCが影落とす」と「NECの1Q決算は減収減益、『国内IT投資は好調』もネットワークやPCの反動で」にあるとおりです。

 業績不振の理由で共通するのがPCの需要減と、ネットワーク、通信といった分野の不調。双方とも受注状況は好調だと言いますが、序盤戦を見る限り、Windows XPのサポート終了特需があった去年とは様変わりしたようです。

 Windows 10の提供も始まりました。両社の業績がどうなっていくのか、3カ月後の中間決算発表を待ちます。