米国で急伸中のサービスにSnapchatがあります。動画を使ったメッセンジャーアプリですが、一度見たら消えてしまうのが特長です。いわゆるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でのコミュニケーションに嫌気がさした若者を取り込んで伸びているとも言われています。

 「レコモットが端末にデータを残さないビジネスチャット投入、情報漏洩リスク低減」を読んでいて、Snapchatのことを思い出しました。デスクトップ仮想化ソフトなどもありますが、端末にデータを残さない、という点が影響を受けている気がしたのです。

 Snapchatを開発している米スナップチャットが誕生したのは2011年。誕生してまだ5年ほどですが、様々な影響を世界に与えています。Snapchat的なものが広がっているというのでしょうか。最近は、CEO(最高経営責任者)のエヴァン・シュピーゲル氏がモデルのミランダ・カーと婚約したことでも話題になりました。

 米国時間の一昨日になりますが、米ベライゾン・コミュニケーションズが米ヤフーの中核となるインターネット事業の買収を正式に発表しました(関連記事:VerizonがYahoo!の中核事業買収を正式発表、約48億3000万ドル)。Yahoo!というブランドは残るものの、ヤフーは社名を変更し投資会社に変わります。Windows 95と同じ年に生まれたヤフーはネットの主戦場からの退場に追い込まれたわけです。

 ネットの世界の移り変わりの早さを改めて感じます。