気になる記事が3本ありました。「『当初1週間は人員が3分の1しかいなかった』、熊本地震でのディザスターリカバリについて報告」、「ウエアラブルやAI活用のIoTデバイスも、IPAが未踏スーパークリエータ発表」、「国会議員の政治資金オープンデータサイト公開、Googleが助成」です。

 「『当初1週間は人員が3分の1しかいなかった』、熊本地震でのディザスターリカバリについて報告」からは、改めて業務継続の大変さを感じました。地震の後も、熊本市のシステム自体は継続して使える状態にあったものの、「情報政策課には20数人在籍しているが、最初に集まることができたのは3分の1程度。しかも、避難所の運営を担当せざるを得ない職員もおり、当初1週間はこの状況が続いた。こういう状況になるということを、事前に予想して共有できていなかった」といいます。非常時の状況を想定するのは本当に困難です。

 「ウエアラブルやAI活用のIoTデバイスも、IPAが未踏スーパークリエータ発表」は毎年、楽しみにしている記事です。未踏事業に採択されたプロジェクトにはいつも刺激を受けます。記事には、「心の状態を可視化する「心温計」による心のモニタリング」や「プログラミングが好きになるゲーム改造プラットフォーム『HackforPlay』」などプロジェクトの一覧がありますので、ぜひご一読ください。

 何かと政治家と政治資金の関係が話題です。「国会議員の政治資金オープンデータサイト公開、Googleが助成」は、これまでネット上ではPDFファイルでしか閲覧できなかったという政治資金収支報告書の情報をCSV形式で読めるようにした、という部分に目がとまりました。