絵画を本当に楽しむなら美術館でと思っていましたが、考え方を変える必要が出てくるかもしれません。「Google、ゴッホやモネの筆遣いまで分かるギガピクセル画像を公開」を読んでの感想です。

 美術館に足を運んで、実物の絵を鑑賞する楽しみを否定するつもりはありませんが、人ごみの中、遠目にしか見ることができないケースがあるのも事実です。バーチャル博物館とはいえ、筆遣いといった細かな点まで確認できるのはありがたい限りです。

 詳細な画像を実現する手法も興味深いものです。記事から引用します。

 「ロボットシステムによってカメラを自動操作し、肉眼では分かりにくい細かな筆のタッチが確認できるほどのクローズアップを数百あるいは数千枚撮影する。ソフトウエアによってこれらをジグソーパズルのように組み合わせ、1枚の絵の超高解像度デジタル画像を作り上げる」

 技術の進化と技術者のアイデアには驚くばかりです。