NECが、2015年3月期の連結売上高が3兆円を下回ると業績予想を修正しました。予期していた面はありますが、やはり現実になると強い印象というか、ある種の重みを感じます。

 「NECが27年ぶりに売上高3兆円割れへ、通期業績予想を修正」を読むと、3兆円としてきた売上高予想を下げた要因として、「システムプラットフォーム事業やテレコムキャリア事業が想定を下回った。2015年7月15日にサポートが終了する『Windows Server 2003』の更新需要が伸び悩んだのが、主な要因」としています。

 システムプラットフォーム事業が想定を下回ったのは、一般企業のクラウド利用の広がりも影響しているかもしれません。「Amazon.comの2015年Q1決算、15%増収も赤字転落、AWSが49%増収」を読んだせいなのか、こう思いました。

 NECの2014年3月期決算発表については、「NECの決算発表で、遠藤社長に一喝されました」という日記を書いています。このとき遠藤信博社長に3兆円へのこだわりを尋ねたところ、「3兆円を割ったらますます辞められないだろう」と一喝されたのを思い出しました。

 今年の決算発表ではどんな発言が聞けるでしょうか。