半年ほど前に「明日のITを考えるヒント、GHI」という日記を書きました。Gは米GE、Hは日立製作所、Iは米IBMの頭文字で、最近の日立はIBMよりもGEを競合として意識し始めているのではないか、といった考えがあって書いたのですが、両社に対する日立の姿勢が読める記事がありました。

 「日立がIoT基盤を整備し鉄道や電力事業に、『GEやIBMより優位』」がそうです。日立のサービス&プラットフォームBU CEO(最高経営責任者)である小島啓二執行役専務の言葉を引用します。

 「IoT向けのデータ分析基盤では米GE(ゼネラル・エレクトリック)の『Predix』が先行しているが、当社の方がソフト関連事業の規模は大きい。米IBMなどのITベンダーも狙っている市場だが、制御機器などのノウハウでは当社のほうが長けている。これらの企業に対して優位に立てる」

 果たして日立の思惑どおりに進むのか。注目します。