3月22日に起こった全日本空輸のシステム障害の原因が明らかになりました。「ANAシステム障害の原因判明、シスコ製スイッチの「世界初のバグ」でDBサーバーがダウン」にあるとおりです。

 記事にあるように、ネットワーク機器の不具合が原因です。全日空は2007年5月にも、ネットワーク機器の不具合が原因のシステム障害を経験しています(関連記事:ANA障害の原因判明、「世界4例のスイッチ故障がきっかけ、対応も遅れた」)。

 今回は世界で初めて明らかになった不具合が原因だったと言います。前回は世界で4例しかなかった故障が障害を引き起こしました。ネットワーク機器が障害を起こしやすいものだとは思えません。偶然としか言えないでしょう。

 ただ不具合から逃げることはできないというのは現実です。どう対処すべきか、システムの重要性、投下できるコストを含め、本当の難問です。