論文を読むのは得意ではないのですが、読み始めたら止まらなくなりました。「GREEにおけるインフラストラクチャのサービス化とその意義」のことです。

 インフラのサービス化を進めるうえでのメリットだけでなく、デメリットについても当事者ならではの視点で冷静に書いてあります。細部の描写がもたらすリアリティにも引き込まれました。

 少し前に書かれたものなので、最新のGREEの状況は違うかもしれません。論文という格調高い形式で、GREEのITインフラに対する考え方を知ることができたというのでしょうか。

 しばらく前に、似たような印象の記事を読んだのを思い出しました。「楽天におけるビッグデータとその収集・解析基盤の構築」です。

 どちらも知的な刺激に溢れています。ご一読ください。