いずれも転換に関連する2本の記事が目に留まりました。「日本オラクルがDBライセンスを変更、費用増迫られる中小規模システムも」と「日立、情報・通信システム社の解体は進まず、売上高1兆円のICT事業統括本部は残す」です。
前者は、日本オラクルの主力製品であるデータベースの価格体系の変更、つまりは転換に関する記事です。製品の競争力に自信があるからかもしれませんが、ここまで既存ユーザーに影響を与えるライセンス変更はあまり記憶にありません。
後者は、4月1日付の日立製作所の新体制に関するものです。記事によれば、暫定的と言われていた「ICT事業統括本部が残る」ことが決まったといいます。規模や機能を考えれば自然な気もしますが、1カ月弱での方針転換はやはり気になります。
NECの連結業績予想の下方修正については、驚きませんでした。2期連続の連結売上高3兆円割れは業況を考えれば当然でしょう。NECをどう変えるのか、4月以降の新体制が示すだろう新戦略を待ちます。