ウエアラブル端末の光と影を感じる記事を読みました。光は「スマートウオッチの世界出荷台数、スイス時計を初めて上回る」で、影は「東芝、ウエアラブル端末『TG-1』の発売を中止」です。

 前者は米Strategy Analyticsによるレポートを元にした記事ですが、2015年第4四半期にスマートウオッチが世界で810万個売れたのに対して、スイス製腕時計は790万個だったとしています。時計の世界で大きな潮目の変化が訪れたようです。

 後者は東芝が眼鏡型ウエアラブル端末から撤退することを伝えたものです。市場ではなく同社の置かれた状況による決断なのかもしれませんが、マーケットが絶好調であれば違った判断があり得たかもしれません。

 ウエアラブル端末の市場がどうなっていくのか。追いかけていきます。