標的型攻撃を受け、コンピュータウイルスに感染したPCが企業に深刻なダメージを与える。攻撃を仕掛けたのは、金銭目的あるいはサイバーテロを目的とした悪意ある集団だった。よく聞く話になってしまいました。

 今から考えると、1980年代、90年代は違っていました。「Internet Archiveに80~90年代コンピュータウイルスの博物館がオープン」を読んで、昔のことを思い出しました。

 そこまで被害が深刻でないウイルスもありました。牧歌的だったというと無責任に過ぎるでしょうか。金銭やサイバーテロではなく、愉快犯が多かったのは事実でしょう。

 ウイルスの質が変わったと感じたのは、SQL Slammer辺りからです。残念ですが、牧歌的な時代に戻ることはないでしょう。