スマートフォンを使っている人は多いと思います。実際にどういったコンセプトでデザインされたかまでご存知の方は少ないでしょう。昔から気になっていました。

 「スマートフォンを再定義 ―コンセプトづくりからみた商品開発―」がこの疑問に答えてくれました。「商品コンセプトを具体化していくデザイナ,エンジニアの想いと,それらをマーケティングメッセージとして表現していく過程を」まとめた記事です。

 特に面白かったのが、カメラについてコンセプトを固める部分です。少し引用します。

 「『どんなカメラをつくるのか』というところから検討を始めることとなった.コンセプトとして車を例にしたイメージを共有した: 一眼カメラはスポーツカーであり,運転そのものを楽しむ スマートフォンのカメラが目指すのはSUV.使い方はユーザ次第なのでユーザを徹底的にサポートする」

 こういった考えをもとに、カメラの操作性、利用シーン、具体的実現方法を決めていったというのです。カメラのイメージはSUV。Xperiaを見る目が変わりそうです。