写真1●Hadoop Conference Japan 2014の基調講演会場
写真1●Hadoop Conference Japan 2014の基調講演会場
[画像のクリックで拡大表示]

 2014年7月8日、東京・汐留で開催されたHadoop Conference Japan 2014(写真1)。会場には1000人を超える参加者が詰めかけ、その熱気にHadoopへの注目の高さを実感した。

 基調講演には、Hadoopの生みの親である開発者のDoug Cutting氏(米Cloudera社)らが登壇。Hadoopがデータ処理分野において非常に大きな存在となっていると明言した。「Hadoopがビックデータ界を席巻している。当初はセキュリティ機能もなく耐障害性も低かったが、足りない機能は次々に実装され、進化を続けている。将来的にはトランザクション処理も実行できるようになる」(Cutting氏)。

写真2●NTTデータの濱野 賢一郎氏
写真2●NTTデータの濱野 賢一郎氏

 Hadoopユーザー会の主要メンバーであり、Hadoop Conferenceの実行委員の一人であるNTTデータの 濱野 賢一朗氏(写真2)によると、カンファレンスの参加登録者のうち、65%が初めての参加であり、44%が6カ月以上のHadoopの利用経験があると答えている。「経験者が増え、新しいユーザーもどんどん入ってきている。Hadoopの利用は確実に広がっている」(濱野氏)。