iOS/Androidに続く第3のOSと呼ばれるFirefox OSに興味を持つ人たちが集う「Firefox OSコミュニティ」。メンバーはWebデザイナーから組み込み系エンジニアまで多彩だ。日本でもようやくFirefox OS搭載端末が登場。コミュニティーの活動もさらに活発化しそうだ。
Firefox OSコミュニティの始まりは、2012年8月のこと。きっかけは意外なことに、当時Firefox OSと並んで注目を集め初めていたもう一つのOS、Tizen関連のコミュニティーの勉強会だった。現在もFirefox OSコミュニティにおける主要メンバーの一人である本間雅史さんが、勉強会でFirefox OSをテーマに講師を勤めた(写真1)。その勉強会の参加者でFirefox OSに興味を持つ人たちと、新たに別の勉強会をスタートさせたのが、今のFirefox OSコミュニティにつながっている。
Firefox OSコミュニティの基本的なスタンスは、理事長のような特別な立場は設けず、フラットな組織でメンバーが自由に好きな活動をすることだという。実際、何かをやりたいというメンバーがいれば、その人が中心になってメンバーが集まり、さまざまな活動が立ち上がる。
メンバーには、アプリ開発に興味がある人、OSそのものに興味がある人などさまざまだ。Webデザイナーもいれば、組み込み系エンジニアもいる。そうした多様なメンバーが、多彩な活動をリードしている。