auは2014年11月21日、東京・新宿に新たな旗艦店「au SHINJUKU」をオープンさせた。11月16日に閉店した「KDDIデザイニングスタジオ」に代わるauの新たな旗艦店の狙いを探ってみよう。

新宿駅のほど近くに誕生したauの新たな旗艦店

 主要キャリアが大都市圏に構えている大規模な旗艦店は、単なるキャリアショップの枠を超え、キャリアの新端末やサービスなどをアピールするための情報発信地として活用されている。

 今でこそ各地に設置されているキャリアの旗艦店だが、そのはしりは、KDDIが2005年に設立した「KDDI デザイニングスタジオ」だ。KDDI デザイニングスタジオはのちに携帯電話の販売も手掛けるようになったものの、当初は、auの最新端末を展示したり、イベントを実施したりするなど、純粋な情報発信のための拠点として活用されていた。そうした取り組みが、のちのキャリアの旗艦店の展開に大きな影響を与えた。

 だがKDDI デザイニングスタジオも、設立から約10年が経過した今年11月16日に閉店する運びとなった。しかしながら、KDDIは東京での旗艦店展開をやめたわけではなく、新たに別の場所に拠点を構えることを公表した。それが、11月21日にオープンした「au SHINJUKU」だ。

 au SHINJUKUはその名前の通り、東京・新宿にある。JR新宿駅の東口からほど近い場所という好立地で、KDDIの他の店よりも大きな売り場面積を保有する大型店となっている。

11月21日に開催された「au SHINJUKU」のオープニングセレモニーより。CMキャラクターの松岡修造氏が「挑戦」という文字を書き、au SHINJUKUのチャレンジをPRしていた
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11月21日に開催された「au SHINJUKU」のオープニングセレモニーより。CMキャラクターの松岡修造氏が「挑戦」という文字を書き、au SHINJUKUのチャレンジをPRしていた
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11月21日に開催された「au SHINJUKU」のオープニングセレモニーより。CMキャラクターの松岡修造氏が「挑戦」という文字を書き、au SHINJUKUのチャレンジをPRしていた
au SHINJUKUは1階(左)がスマートフォン関連グッズの販売コーナー、2階(右)がスマートフォンの販売・契約スペース、そして3階がセミナールームとなっている
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au SHINJUKUは1階(左)がスマートフォン関連グッズの販売コーナー、2階(右)がスマートフォンの販売・契約スペース、そして3階がセミナールームとなっている
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au SHINJUKUは1階(左)がスマートフォン関連グッズの販売コーナー、2階(右)がスマートフォンの販売・契約スペース、そして3階がセミナールームとなっている