NHKは小中学生向けのプログラミング教育番組「Why!?プログラミング」の続編を8月に放送する。2016年7月6日には、番組放送に先駆け、出演するお笑いタレントの厚切りジェイソン氏や、プログラミングを監修する青山学院大学客員教授の阿部和広氏などによる会見が行われた。

 「Why!?プログラミング」は今年3月に5本シリーズで放送された。厚切りジェイソン氏の起用や教育用ブロックプログラミング環境「Scratch(スクラッチ)」の使用などにより話題を呼んだ。

写真1●番組について語る、青山学院大学客員教授の阿部和広氏(右端)。厚切りジェイソン氏をはさんで、NHK青少年・教育番組部チーフプロデューサーの坂口真氏、同ディレクターの林一輝氏(左端)
写真1●番組について語る、青山学院大学客員教授の阿部和広氏(右端)。厚切りジェイソン氏をはさんで、NHK青少年・教育番組部チーフプロデューサーの坂口真氏、同ディレクターの林一輝氏(左端)
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 会見冒頭、NHK青少年・教育番組部チーフプロデューサーの坂口真氏は、「春に放送した5本シリーズは、ネットで大きな反響をいただくなど大好評だったと受け止めている。そこで新たに3本制作することを決めた」と説明。続けて阿部氏が、番組を通じて多くの子どもたちにプログラミングの機会を提供できると同時に、受動的ではなく能動的に学ぶ姿勢を身に付けることにつながることに言及した。

写真2●前作に引き続き、プログラムの不調を直す新人隊員ジェイソンを演じる、お笑いタレントの厚切りジェイソン氏
写真2●前作に引き続き、プログラムの不調を直す新人隊員ジェイソンを演じる、お笑いタレントの厚切りジェイソン氏
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 厚切りジェイソン氏は、「子どもにわかりやすい形で発信できる番組の続編に参加できて光栄だ。今回は中級編になるが、前作同様、わかりやすく、楽しいと感じて率先して学べるように、大げさなアクションや笑いを誘うようなアクションを取り入れつつ、まじめに取り組みたい」と述べた。また、同番組のディレクターである林一輝氏も、「能力を引き出せるように、子どもたちがアクティブになる内容にしたい」と語った。

 同番組は、NHK Eテレで8月1日(月)、2日(火)、3日(水)のいずれも午前9時40~50分に放送される予定である。