Cloud Foundryは、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を構築するための基盤ソフトの一つ。PaaS上で動くアプリの実行制御や、メッセージ連携のための統一的な手法を、オープンソースソフト(OSS)として提供する。特定のベンダーに縛られない、相互接続性の高いPaaSを普及させることが目的である。

 2014年12月に「Cloud Foundry Foundation」が発足し、マネージメント面などで「Linux Foundation」の支援を受けて活動すると発表した。最上位のプラチナメンバーには、米EMC、米ヒューレットパッカード、米IBM、米インテル、米ピボタル、欧州SAP、米ヴイエムウェアの7社が名を連ねる。日本企業では、NTTがゴールドメンバー、富士通と東芝ソリューションがシルバーメンバーとして参画している。

 Cloud Foundryはヴイエムウェアが開発を始め、2011年にOSSとして公開。その後、2013年に発足したピボタルに開発が移管されていた。